百年の孤独

百年の孤独をふと手に取った夜から私の時間感覚は狂い、生活リズムはガタガタになった。それより以前から眠りにつく時間が遅くなって起床時間も昼頃にずれ込んでいたのだけど、マコンドの街で起こる様々な出来事の積み重なりを目で追っていくうちに決定的閾値を超えそうになって、もし躁スイッチが入ったらあぶない!と、引き返そうとした。が、歯止めが利かないまま2日目の朝である今、徹夜して読了した。
一人暮らしをしていた10代の頃、食べることと眠ることがとてつもなく無駄な行為に思え、日常の用事すべてがバカバカしく感じられる状態に入ることがしばしばあった。そんなときは部屋から一歩も出ずにひたすら本を読み続けていた。たしなめる家族が居ないものだからやりたい邦題で愉快愉快!
しかーし!
今これをやってしまうと夫のYシャツやハンカチにアイロンをかけるのを忘れたり弁当代わりのゆで卵が準備できていなかったりと、不都合なことがたくさんあるのでただちにもとの生活に戻さなくてはならない。のだが、今回ばかりはどうしてもこの快楽に勝てなかった。日に日にだらしなく崩れていく身だしなみ。台所のゴチャゴチャ。乱雑にカゴに積まれた衣類。どうしようもない。でも楽しい!ハハハ!
ああ、作中のウルスラのようにこういう日常のことを引き受けてくれるひとが居てくれたらなあ。と思うときがあるけどそれをやる係が自分なのだ。ふざけたことを言っている場合ではない。
さて、とりあえず洗濯すっか!!