どんな時も今日が一番楽しい日

学生時代、まだ発症していない頃、わたしは外に出ずっぱりの時期と引きこもる時期とを、三ヶ月周期で繰り返していた。

当時は親元を離れて数年立った頃だから20歳前後。家電しか連絡手段がないので、外に出ずっぱりの時期には留守電の嵐だった。外に出て何をやっていたのかというと男漁りとバイトである。そして引きこもり期が来ると家から出ず、公共料金の支払いも行けず、電話にも出られなかったのでこれまた留守電の嵐であった。

こんな生活なので当然友人とは長く続かず、私は大学に行かなくなった。

しかしこれ、今思うとすでに何かおかしくなかったか?と思うんだよねえ。躁鬱っぽいっていうか。

その当時は精神科という科の存在を知らなかったので酒瓶が転がる散らかった部屋で途方に暮れるしかなかった。

私は若いということは無条件に素晴らしいと思うのだが、自分自身が20歳に戻りたいか、と聞かれればノーである。今のほうが楽にフラットに生きている。とはいえ20歳ごろのエキサイティングな日々も楽しかった。ジェットコースターみたいで今思い出すと笑える。つまり全部良かったということだ。

そう。どんな時も、今日が一番楽しい日、なのだ!