祝うも呪うも言葉次第

あるとき、義母が夫の近況について私に訊いたとき、「で?あのバカは何やってるの?」という言い方をしたので非常に腹を立てたことがある。咄嗟に言葉には出てこなかったけども、わたしはその後何度も、

バカっていう名前の人と結婚した覚えはありませんが????!ありませんが????!!!!

と、一人で怒っていた。

どうやら彼の家ではそういう言い方をするのが(照れ隠しも含めて)普通になっているようだが、わたしはこういう雰囲気には馴染めない。

だってほら、言霊ってあるでしょ?よく知らないけど口から発した言葉は祝であり呪でもあるんじゃないの?

そういう考えを持っているので私は絶対に夫を貶さないようにしている。

ただ、昨日は少し油断して口を滑らせたことが原因で彼を不機嫌にさせてしまった。祝うも呪うも言葉次第。口は存在と滅びの門。1番親しい人だからこそ、気を引き締めて接していこうと思う。