彼女の世界

ある人からこんな話を聞いた。

女の子が、ブラウザの設定をいじって可愛いフォントにしたり色を変えたりして楽しんでいた。ネットに詳しい彼氏は、「そんなことしても他の人からは同じように見えないよ?」と言った。女の子は不思議そうに言った。「自分から見える世界が素敵なら、最高じゃない?」と。

私はこの話を聞いて大切なことを教わった気がした。彼氏は外側から見た自分を意識しているようだが彼女の方は自分目線で世界が素敵ならそれで良いと思っている。彼女のものの捉え方は主体的だ。自分軸で生きている。これは素敵だと思う。ひと目を気にしないでただ世界を楽しめたら。それは至福だろう。

こうしてスマホの上を指が滑っているのを眺めているといつの間にか文章が連なっていくわけだが、これを公開してどうしたいのだろう?理由などない。ただ、遊んでいるのだ。自分から湧き出るものを溜め込まずに流しきっていく。編み物や庭仕事などもそうだが文章を打つのも瞑想的にやるとスムーズに流れていく。

さて、きょうは医者に行かねばならない。

体調はわりと最悪で天気もいまいちだが、お気に入りの傘を持って、出かけよう。

私から見える世界を素敵にするために。