だめなときはなにをやってもだめ

高校生の頃、夜の9時にはベッドに入って朝3時に起きて勉強する習慣があった。長女の特権で一部屋与えられていたのでステレオから小さな音でFMを流しながら。

そろそろ学校へ行く時間となるとFMからCDに切り替えてブランデンブルク協奏曲第五番を流す。身支度を整える間そうやってバッハを聴くと、さあ今日もやるぞ、という気分になっていた。

ところが今はどうか。全然やる気なしである。洗濯が終わってピーピー鳴ったのだが、ブランデンブルク協奏曲から次の曲へ移ったのに根が生えたように布団の中であぐらをかいてこれを書いている。

クソッ!

いったいどうしてこんな風になってしまったのか。

……と、ここまで書いて一旦洗濯物を干してきた。手を動かしていて思ったが、だめなときはやっぱりだめだ。BGMをボサノヴァに変えたからといってなにも変わらない。

今日も昨日に引き続き絶不調であることを受け入れて、一日をやり過ごす。

そうやって生きていくしかないのだ。