原因不明の「おれはもうだめだ」感

一ヶ月ほど前から、朝、目が覚めたときフレッシュな気分で起きることができるようになった。その気分のまま、バッハかボサノヴァを流してコーヒーを飲む。Twitterにおはようと書いてからちょっとだけ庭の様子を見て、いつも読んでいるブログやらメールマガジンやらをチェック。それから洗濯朝食アイロンなどなど。

こういう朝を迎えられるようになったのはとても嬉しいことなのだが、その一方で夕方になると急に気分が落ちてしまう現象に悩まされている。

なにかきっかけがあるわけではなく、完全に時間帯の問題。これは自分の気分を半月ほど観察していたらわかってきた。誰かと喋っていると少し紛れるのだが、日が落ちる時間帯にやってくるこの感じ。うつ状態(気が塞ぐ)とは微妙に違って、不安感を伴うときもある。重力が急に1.5倍くらいになったようで、スマホを持つのも辛くなる。

「おれはもうだめだ」というのがピッタリくる感じなのでそれが訪れるときは「おれはもうだめだ」と降参するしかない。(言うまでもなく頓服は飲んでいるが効かない)

こんなのにずっと付きまとわれるのは嫌なのでなんとかしようと、大の字に寝て瞑想を試してみた。

結論から言うと、大の字瞑想は大した効果はなかった。よく言われるような思考を受け流すとか無になるとかは無理なので真正面から受ける。ネガティブに染まる。それから、身体の重だるさをしっかり感じる。呼吸に意識を向けてみる。むかしアカシジアでのたうち回っていた時にも瞑想を試してみたが、数分座っていたら一瞬体が消えた(ような気がした)。

きょうは体が消えた感覚なんて感じないし心が落ち着くわけでもないし、特に良いことはなかったのだが、とりあえず全身で辛さを感じてみた。

時間が経つと、自然にこの感覚は消えるのがわかっている。瞑想やら食事療法やらを試す私をあざ笑うかのように、ただ、来ては去っていく。

ともあれ、とりあえず、乗り越えられそうだ。今から焼き肉に行く。

明日はまた別の対処法を試すかもしれない。

1日、生き延びられればいい。

それでいい。