ファッション

メイクやファッションに興味が持てない半生を過ごした。冬はドカジャンみたいなジャンパーにジーンズ。ブーツは牛革のを何年も履いて夏はシンプルなワンピースに適当なサンダル。若いというのは素晴らしいことで、地味な格好をしていてもそれなりに見える。有り難い。
しかーし!
今後の人生はそんなわけにはいかない。そこで知り合いの人生の先輩たちを仔細に観察したことがある。観察していて気づいたのは、あの、カラフルなスカーフやネックレスなどを上手に使いこなしているお姉様たちは恐らく若い頃からファッションに手を抜かずに生きてきたのだろうということ。近所の画廊の80歳になる奥さんも、若いときの写真を見せてもらうと超オシャレ。断酒するまで馴染みだったスナックのママも同様。オーマイガー!
酒屋兼タバコ屋のおばさんだけは例外で、自分で繕った割烹着みたいなものを着て園芸に精を出している。
わたしはどんなおばさんになっていくのだろう。できることなら、自分で自分のことを好きでたまらない、と言い切れる人生を送りたい。
それが、私にとっては最重要だから。そのためにもファッションももう少し頑張ってみよー!